せつぶんさい

2月3日

冬の最後の日が節分にあたり、二月四日からは春が始まる立春になります。
二十四節気と言いますが、季節の変わり目が二十四回ある中で、特にこの時期を重要視し、幾倍にも成長する豆の生命力で悪い気を追い払います。

豆を巻くようになったのは室町時代、起源は平安時代まで遡るそうです。
農耕文化の我が国では、太陽は稲作に欠かせないものです。
冬が近づくと太陽が弱まると考えていた昔の人々は、太陽の復活を毎年祈念していました。暦の上で春は年明けであり、一年の始まりでもありました。
寒さが頂点を迎える節分に邪気を祓い、また新たな太陽の恩恵を待ちわびていました。